ベルギーでの離婚 (養育費について)
ベルギーでは両親の収入、それぞれの親が子供と一緒に過ごす時間の割合を考慮して養育費を決めます。
例えば、収入が同じくらい、子供と過ごす時間も同じ(50/50)場合は、養育費は発生しません。
しかし旦那が浮気した場合でも、妻の方が収入が高い場合は、妻の方が旦那に養育費を支払わなければならない可能性が出てくるのです。
我が家の場合は、私と主人の収入はほぼ一緒ですが、子供たちと過ごす時間は私が80%、主人が20%くらいで私の方が多いので、主人は私に養育費を支払わなければいけません。
だけどこの養育費の額、ベルギーはビックリするほど低いです。
主人の給料と私達の監護権の状況を考えると、法律で妥当だと考えられている金額は子供2人で260ユーロ。たった260ユーロです。
しかし、主人はさらにケチり、子供2人で200ユーロしか払わないと主張しており、実際に200ユーロしか払っていません。
私は200ユーロは法的に妥当な金額より低いので納得してません。
ただ、この金額を上げる為に裁判で争うにも、私の弁護士から伝えられた調停日が11月。
3月から金額が低いと訴えているのに、11月です。その間はこの200ユーロを受け入れるしかないのです。
裁判で物事を決めるとなると、あり得ないくらい時間とお金がかかります。
またこの養育費とは別に、extraordinary feesという日常生活でかかる以外の臨時の支出の折半についても話し合わないといけないのですが、どの項目を入れるのかで意見がまとまっていません。
主人は極力extraordinary feesを支払いたくないので、出来るだけ項目を少なくしたいのです。
何でも同意書に記載されている最低限の事しかしたくないという姿勢なのですが、同意書に何の漏れもなく全ての項目を記載する事は不可能です。
私はその都度フレキシブルに話し合って対処していけばいいと思うのですが、主人はそれが嫌みたいです。
離婚を通して、主人の人間性を嫌というほど見せられ、離婚する事になって本当に良かったと思う日々です。